Linux - redshift 導入方法

「Redshift」でブルーライトカットと輝度調整を実現する。

インジケータでの表示


インジケータのアイコンから・・・“有効/無効”・“時間指定の無効”・“自動起動の有無”・“設定情報の表示”が行える。

インストール

端末から以下のコマンドを叩く。

sudo apt-get install redshift redshift-gtk

自動起動設定

インストールが完了すると・・・設定マネージャー → セッションと起動 → 自動開始アプリケーション に「Redshift」が追加されるので、チェックを入れて自動起動を有効にする。

※起動できない場合は、設定ファイルを事前に作成しておく。


或いは、メニュー → アクセサリ にある「Redshift」をクリックして手動で起動、インジケータに出現したアイコンをクリックして“Autostart”にチェックを入れてもよい。

※起動できない場合は、設定ファイルを事前に作成しておく。


設定ファイル

次に、設定ファイルを用意する。保存場所 → “~/.config/redshift.conf”

; Global settings
[redshift]
temp-day=4000
temp-night=4000
transition=0
brightness=0.8
gamma=1.0:1.0:1.0
location-provider=manual
adjustment-method=randr

; The location provider and adjustment method settings are in their own sections.
[manual]
lat=35.82
lon=139.38

[redshift]
このセクション内に記述されなかった項目は、デフォルト値が適用される。
  • temp-day (昼間の色温度)
    デフォルト値は“5500”で、“1000”~“9999”の間で指定する。
  • temp-night (夜間の色温度)
    デフォルト値は“3700”で、“1000”~“9999”の間で指定する。
  • transition (遷移)
    デフォルト値は“1”で、画面遷移は徐々に、“0”を指定すると一気に。
  • brightness (画面輝度)
    デフォルト値は“1.0”で、“0.1”~“1.0”の間で指定する。
  • gamma (ガンマ)
    RGBの順で調整値にガンマ補正をかける。デフォルト値は“1.0:1.0:1.0”で、“0.1”~“10.0”の間で指定する。
  • location-provider (現在位置)
    現在位置(緯度・経度)の取得方法を指定する。この項目を指定しない場合は自動で設定される。“geoclue”ならGeoClueフレームワークを利用し、ネットワークの接続状況等から現在位置を特定する。“manual”なら自分で緯度と経度を指定する。この場合、[manual]セクションの記述が必要となる。
  • adjustment-method (調整方法)
    画面の調整方法を指定する。この項目を指定しない場合は自動で設定される。“randr”ならRandRで、“vidmode”ならvidmodeで画面の調整を行う。
[manual]
「location-provider」で“manual”を指定した場合、このセクションで緯度と経度を指定する。“lat”は緯度、“lon”は経度。

[randr]
「adjustment-method」で“randr”を指定した場合に有効。“screen”なら画面調整を行うXサーバーのスクリーン番号、“crtc”なら画面調整を行うモニター番号を指定する。
設定例: 以下のように設定すると、スクリーン番号“0”/モニター番号“1”に対して画面調整を行う。一般的なマルチモニター環境では、2台目のモニターのみ画面調整を行うことになる。

[randr]
screen=0
crtc=1

[vidmode]
「adjustment-method」で“vidmode”を指定した場合に有効。“screen”なら画面調整を行うXサーバーのスクリーン番号を指定する。

設定例:
[vidmode]
screen=0

以上、大体こんな感じになる。Ubuntu系のディストリビューションなら同様の方法で実現できるだろう。

なお、設定ファイルを有効にするには、「Redshift」の再起動(再ログインでOK)が必要となる。
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